独立・起業に限らず、会社員の方でも部署異動等、ビジネスを立ち上げる必要に迫られたときに、
「一体何から手をつけたらいいんだろうか……」と困ることってありませんか?
実は、ビジネスをスタートするときには、外してはいけない順番があります。 ということで本文をどうぞ。
商売の原理原則は、ビジネスにも使える
会社をやめて、自営業として活動を本格的にはじめてから、そろそろ3ヶ月になります。sawasawa(@sawasawa0)です。
会社員時代に、食品小売の鮮魚売り場の責任者をやっていた経験があります。
「モノを売るにはどうしたら良いか」ということについて、常に結果を求められる中で、どうすべきかを体系立ててまとめる必要がありました。
あの頃の経験がいま非常に役立っています。
では、前置きはこのくらいにして、さっそく見ていきましょう。
1. 売場が最初
最優先なのは「売場」です。
「いや私がやってるのは、販売じゃないし!」って思った方、もう少し聞いてください。
ここで言う「売場」とは、
お客さんがお金を払うかどうかを決めるための全てを指します。
- 小売業では、商品と売場
- 漫画家なら、漫画と発表場所の確保
- ブロガーなら、ブログ記事とブログ(デザインや速度)
言うなれば、
- 提供する商品やサービス
- プラットフォーム
これを整えることです。
なぜなら、お客さんがつくのには時間がかかります。
経験則上、食品小売の場合だと3ヶ月くらい。
3ヶ月やって、ようやく自分の商品に気がついてもらえるようになります。
また、「売場」を作るということを言い換えると
- 何をどうやって売るのかを決める
とも言えます。
つまり、何を作るのか・どうやって売るのかを計画するということです。
そして大事なのが、この時点で少しずつお客さんに実際に販売していくことです。
そこで、反応を見るわけですね。
自分が立てた仮説
「この商品が売れるんじゃないか?」とか
「こういう展開にしたら売れるんじゃないか」とかが
正しいのかを確認し、(大体外れる)PDCAを回していきます。
2. 売場の次は集客
ここまでで、
- お客さんが欲しがる商品を、
- 欲しくなるようなプラットフォームで
展開することができました。
次は集客です。
そうすると、人を集めた分に比例して売上が上がっていきます。
書くと単純な感じがしますが、
結構ここを間違いやすいんですよね。
売上をあげようと焦ると、つい逆の順番にしちゃいます。
- ろくに「売場」が仕上がっていない状態でチラシをまく。
- 人が集まる
- 期待はずれだったので去っていく(マイナスの評価が拡散する)
こうなるとダメですよね。
「売場」ができていないと、人を集めた分に反比例して、信頼を失っていきます。
実際に、本ブログはまだ「売場」が不充分な状態です。 (小声)
正直に言うと、ここでバズるとかえって困ったりします。
(こんな状態でも見ていただいてる方には感謝です)
ブログ運営で言えば、
良質な記事を作り・ブログを読みやすいデザインにしてから、
SEOに力を入れたり、バズを狙った記事を書くべきということですね。
3. 売上はチェックポイント
ここまでのステップに問題なければ、売上は必ずついてきます。
もしそうでないとすれば、「売場」が顧客に合っていないということ。
(つまり、最初の「売場づくり」の段階でお客さんの声を拾えていない)
集まった顧客が求めているものと、自分の想定が合っていないということなので、
再度1に戻ってPDCAを回しましょう。
4.利益は最後に
最後に利益を考えましょう。
もちろん利益が、最初から出ていることに、越したことはないです。
しかし、最初から両方を追うのは、なかなか難しいかもしれません。
(少なくとも私は、だいたい最初に利益を取れません)
- たとえば、販売や飲食では、仕入れをケチって、在庫をあまり持っていないと、肝心の売りたいタイミングで商品がない事態を招くかもしれません。
- たとえば、システムエンジニアやイラストレーターでは、最初から自分の労働時間との収支を合わせようとすると、大きい案件を受けられないかもしれません。
- たとえば、ブロガーなら、最初からアフィリエイトや広告の売上を狙いすぎると、読者がつかず、PVが増えないかもしれません。
売上は外的要因ですが、利益は内的要因です。
自分でコントロールするのが難しいのは売上です。
売上が上がってから、目標となる利益が出るように、原価や業務プロセスを改善ししましょう。
そうなると、お客さんを維持した状態で、自分の手元にお金がのこるようになります。
まとめ
繰り返しになりますが、
商売を軌道にのせる順番は、
- 売場
- 集客
- 売上
- 利益
の順番です。逆はありません。
新たにビジネスを始めた方は、ぜひ参考にしてみてください。