あらゆるフリーランスにとって、「ブログを書く」ということはとても重要!ということに独立してから気づきました。今日はこの辺りについてまとめておきたいと思います。
もくじ
何のためにフリーランスはブログを書くべきか
sawasawa(@sawasawa0)です。今年の8月に会社をやめて、10月からフリーランスとして活動を開始しています。
さっそくですが、本エントリの結論は「フリーランスはブログを書くべき」ということです。
ただ、わたしがその結論に至った理由は、よく言われるような「ブログをマネタイズすることで、不安定なフリーランスの収入源のひとつになるから」ということではありません。
もしあなたが、わたしと同じように独立直後で、収入が少ないのであれば、お金を得るための手段として真剣にマネタイズすることは重要だと思います。月に10-20万円程度、ブログから入ってくるようなレベルにまでなれば、生活の安定にもつながるでしょう。
(わたしもほんとに喉から手がでるほどほしい)
しかし、あなたが「ブログを書く」以外の専門性で独立したのであれば(プロブロガーをめざしてないのであれば)、マネタイズの優先順位は2番目になると思います。
フリーランスにとって大切なもの
フリーランスにとって何よりも大切なのは、目先の「お金」よりも継続的な「信用」だと思っています。
「信用を得ること」をもう少し平たく言い換えると、たくさんの人に「この人になら仕事を頼みたい」と思ってもらえること。
これができたら、いつも仕事がある状態になるし、「自分が好きなことで、より価値を生み出せる」活動に集中することができますよね。
信用を作るためにブログを書こう
ところで、信用を得るためにはブログを書くべしという結論に至った理由は、実はブログとは関係ないところにあります。
禁断のセールスコピーライティング神田昌典
今年に入って改めてこの本を読んでみたのですが、その中で繰り返しニュースレターの効用が語られています。
どの会社もニュースレターを死んでも発行しなければならない
お客を育てることが、圧倒的な集客コストの違いを生む。そのエンジンがニュースレターである
ニュースレターは、この人のことをよく知っているという疑似体験を起こす
お客っていうのは(中略)信頼できる人から購入する(中略)信頼は金では買えない。ニュースレターで得られる
じつは、この文章は15年以上前に書かれたものなんですが、
ニュースレターを定期的に発行することで、「この人のことをよく知っているという疑似体験」を見込み客にもたらす。これが、結果的に信用を生み、売上につながっていく。
これは、現在にも通じる話だと思いました。
ニュースレターのように、
① 定期的に発行できて、
② 自分のことを身近に感じてもらえる程度には長文が書けて、
③ 誰でも簡単に読める
という条件で、インターネットが発達した現在に利用できる手段としては、Twitter等の短文SNSや有料媒体に掲載するよりも、ブログが最も適していると判断しました。
もし、あなたに好きなブロガーがいるのであれば、その人のことを、人間的にとても信頼できる人だと思いませんか。直接会ったことがなくても。
これこそがブログの効用だと思いました。
わたしがブログのジャンルを雑記ブログにした理由
フリーランスが、ブログに書く内容については、意見が別れるところかなぁと思っています。
最も良さそうなのが、「あなたのビジネスの内容」について書くことですよね。
「あなたのビジネスに興味を持っている人」、「あなたの専門性で解決できる問題で困っている人(=見込み客)」が読みたいであろう内容を先回りして書いていくことが、直接的な効果を生みそうですし、わたしもおすすめします。
しかし、わたしは自分の専門性について特化したブログを作ろうとは思っていません。(そういう記事をもう少し増やしたいですが)
と言うのも、わたしは現在はフリーランスとして活動をしていますが、数年以内に法人化したいと思っています。法人化した時には、それまでやってきた事業が「わたしのもの」から「会社のみんなのもの」になりますよね。
もし、何らかの理由でわたしが自分の立ち上げた会社から去ることになれば、そこまでの間に積み上げた「仕事に対する信用」を持って行くことは、おそらくできないんじゃないかと思います。
つまり、わたしが集めたい信頼は、「わたしの仕事」よりも「わたしそのもの」に帰属するものであって欲しいのです。
ということで、より自分自身の個性にフォーカスできるのは、仕事から信条、プライベートや趣味までを書くことのできる雑記ブログのほうが適していると判断しています。
念のため繰り返しますが、
フリーランスはブログを書くべきだけど、
「自分の専門性に特化したブログ」を書くか
「自分に関することをなんでも書く雑記ブログ」を書くべきなのかは、人によって異なると思います。
もし、あなたがずっとフリーランスとして働きつづけるつもりなら、「特化ブログ」のほうが良いのかもしれません。
まとめ
- たくさんのアクセスを集めること
- 個別の記事が読まれること
- ブログから収入を得ること
ブログを書く上で、これらはもちろん大事なことです。
でも、それ以上に「自分」という人間を身近に感じてもらい、直接お会いしていない人たちに対して、信用を少しずつ積み重ねるためにブログを書くことこそが、フリーランスにとって重要だと思っています。
わたしも、これから、そういう記事をどんどん増やして行きたいし、ブログ→仕事の受注 みたいな導線も未熟なので、徐々に太くしていきたいなーと思います。
こんなところで、今日は以上です。