ただの日記

あらゆる選択肢に賭けておくということ|『アルスラーン戦記7巻』より

アルスラーン戦記面白いですよね。
さっき読んでいて、これは!と思うフレーズがあったので、ブログに書いておこうと思います。

アルスラーン戦記について

横山光輝三国志が好きです。sawasawa(@sawasawa0)です。

有名な作品なので、説明の必要もないと思いますが、
ざっくり(すぎて正確ではない)説明すると、架空の王国パルスの王子であるアルスラーンが、敵国に占領された首都の奪還を目指す大河ロマン系なファンタジー。

三国志演義の劉備玄徳のもとに、有能な将兵が集い蜀の皇帝にまでなる、あの感じの面白さがある。
原作はあの銀河英雄伝説の田中芳樹先生で、マンガ版は鋼の錬金術師の荒川弘先生が描いています。

名作であることが保証されている!

まだ巻数も少ないし(2017年11月時点の最新刊は8巻)、今のうちから読んでおくことをおすすめします!

左か右かというやり方

さて、本題です。
人生において、いくつかの選択肢からひとつを選ばなければならない状況は何度もありますよね。
そんなときに、「自分の考えに合う選択肢」とか「みんなが正しいと予想している選択肢」に安易にかけてしまいがちです。

例えば、年金
私は今31歳で、自分が年金を貰えるまで、現在の制度では65歳から支給なので、あと34年かかります。
さて、果たしてあと34年間もの間、年金制度は維持できるのでしょうか?

  • 「支給開始年齢が引き伸ばされる」のか
  • 「制度が破綻し1円ももらえない」のか
  • 「日本国政府や円が崩壊しそれどころではない」のか

現在の少子高齢化や経済状況、また年金に関するニュースを聞いている限り、
どちらかと言うと「年金は払い損になる公算が高い」と言えるのではないでしょうか。

ゆえに、「年金は払っても返ってこない」という未来に賭けるのであれば、
「年金を払わずにその分を自分で貯蓄する」という行動に出ることに一定の合理性があるように思えます。

各方向の行く末についてそれぞれ考えておく

さて、ここでアルスラーン戦記のお話です。

主人公アルスラーンの頼れる軍師ナルサスが、
敵国の計略を察知し、味方の損害を最小限に押さえ、城を奪取します。

ここでアルスラーンは訊きます。

「ナルサスはなぜ(敵国の計略が)はっきりわかったのだ?」

それに対するナルサスの答えがこちら。

「いえ。(中略)自信は私にはありませんでした。ただ、幾通りも策を練っておきましたので、今日その一つが活かされたにすぎません」
「右か左かというやり方はナルサス流ではこざいません。各方向それぞれの行く末について考えておくのが私のやり方です」

つまり、さきほどの年金の例だと

  • 「年金は払っても返ってこないかもしれないので、自力で備えておく必要がある」
  • 「年金は払うと将来返ってくる可能性もあるので、上記は年金を払って手元に残ったお金から行う」

この二つの未来に同時に賭けておくということが、大事なことだと思います。

選択肢を見つけ出し、結果を考える力が重要

人生のあらゆる局面において選択を迫られることがあります。

そのときに重要なのは、

  1. どんな選択肢があるかを考え、
  2. その選択肢を選んだ結果どのような結果になるかを想像し、
  3. そのすべてに賭けておく。

これって生きる上で大切な知恵だと思うんですよね。忘れないようにしたいです。

なんか、サクッと書くつもりが、なんか真面目な感じになってしまいました。。。
以上。おしまいっ。