書評

【書評】自分の時間の密度を上げて、ワクワクすることをたくさんしよう|多動力 著者:堀江貴文

ホリエモン著の『多動力』を読んだ。
やりたいことがたくさんあるけど、時間がない!と言う方には、すぐに実践できるアドバイスに富んだおすすめの本。

書籍・著者

『多動力』/堀江貴文

sawasawaおすすめ度 ☆☆☆☆

時間がない!そんなあなたへ。

sawasawa(@sawasawa0)です。
独立してから、やること・やりたいことが多すぎて、時間が足りません。

宇宙開発から、グルメアプリ開発まであちこちに手を出しまくっている、ホリエモンはどんなふうに仕事を回しているのか少しでも知りたい。

目次

  • 第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
  • 第2章 バカ真面目の洗脳を解け
  • 第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
  • 第4章 「自分の時間」を取り戻そう
  • 第5章 自分の分身に働かせる裏技
  • 第6章 世界最速仕事術
  • 第7章 最強メンタルの育て方
  • 第8章 人生に目的なんていらない

自分しかできないことをやろう

たくさんのことを同時進行するには、
他人に時間を奪われず、自分の時間を確保する必要がある。

ここまでは、よくある主張だが、ホリエモンはなんだかんだで真面目だ。

そのための前提条件として、「自分しかできないこと」がある状態を作る = 「自分の価値を上げる」

これを最初にもってきている。

あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。

まず、一つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。1万時間というのは、1日6時間やったと考えて5年。5年間一つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。

ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば(中略)さらに飽き足らずまったく別の分野にもう1万時間取り組めば、「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」の人材が誕生する。

ということで、適切な努力は必要だそうです。

イラストレーターの低収入について問題になっているが、幾つかの要素を掛け合わせることで、自分の希少性を上げることができる。
たとえば、イラスト × マーケティング × Webデザイン とか

ここまでできた上で、自分でやらないことを決めるべきとのこと。

準備よりも実践が大事

準備にかける時間は無駄である。見切り発車でいい。すぐに始めてしまって、走りながら考えよう

準備をしないと、実践に移れない人には、すこし耳が痛い話かもしれない。「走りながら考えよう」のという感じで、準備にかけていた時間をここに投下すると、全体として精度が上がるというお話だと受け取った。

あと、完璧主義も捨てて、どんどんアウトプットをしていくべきということも、自分には必要だとおっ持った。

たまに手抜き仕事をしたって、誰も気づきやしない

(中略)

こう割り切れると人生は一気に好転する

生産性を高めよう

「一工夫」するだけで仕事の渋滞は解消する。

電話に出なかったり、スマホを駆使してあらゆるスキマ時間に仕事をこなしたり、仕事のスピードを上げるための方法を自分なりに工夫することは必要だ。

良い方法を探してどんどん試すべき。

感想

堀江本の読み方は、時間をかけずに役立ちそうなことを拾い読みすること。

「なんでそんなハイペースで本が出せるんですか?」とよく聞かれるが、ほとんどの本は編集者とライターが僕にインタビューをして、まとめているものなので、大体10時間ほど話せば1冊になる

ということらしいので、そのうちから、自分が気になる部分への回答を探すと割り切った方が良い。

そして得たものをトライ・アンド・エラーで、自分のものにしていく。

ホリエモンが望む自著の使われ方はこういう形なんじゃないかと思っている。

おしまい。